節分で顎が鍛えられる?

こんにちは😊こうの歯科矯正歯科クリニックです!本日のテーマは節分で顎が鍛えられる?です。

■節分で顎が鍛えられる?

2月3日は節分です。翌日の立春を控え「季節の変わり目には邪気が入りやすい」という理由から、邪気の象徴ともいえる鬼を豆まきによって追い払います。そんな節分の日に食べる大豆や恵方巻は、顎の鍛えるのに有用なのをご存知でしょうか?

▼よく噛んで食べることのメリット

大豆は比較的硬い食べ物なので、しっかりと噛まなければそしゃくできません。恵方巻もひとり1本を丸ごと、口を離さずに食べきるというルールがありますよね。そもそも恵方巻は、きゅうりやかんぴょう、穴子などをのりで巻いているため、十分にそしゃくしなければ飲み込めません。そのようなしっかりとしたそしゃく運動には、次に挙げるようなメリットを伴います。

メリット1:口の周りの筋肉が鍛えられる

私たちが食べ物を食べる時は、歯だけに意識がいきがちですが、実はお口周りの筋肉も重要な役割を果たしています。とくに「そしゃく筋」に分類される咬筋(こうきん)・側頭筋(そくとうきん)・外側翼突筋(がいそくよくとつきん)・内側翼突筋(ないそくよくとつきん)は、食べ物をしっかり噛むことによって鍛えられるため、大豆や恵方巻を食べることはとても有益といえます。

メリット2:唾液の分泌量が増える

食べ物をよく噛むと、唾液の分泌量が増加します。唾液には、汚れを洗い流す自浄作用の他、歯を修復する再石灰化作用、殺菌を殺す作用などが期待できることから、その分泌量が増えることによって、虫歯や歯周病の発症、口臭の発生リスクを低く抑えられるのです。

メリット3:満腹中枢が刺激される

食べ物をあまり噛まずに飲み込むのは良くないという話は、皆さんもご存知のことでしょう。食べ物を急いで飲み込むと、胃腸に大きな負担がかかるだけでなく、顎も鍛えられません。さらには、満腹中枢が刺激されにくくなることから、必要以上に食事をとってしまうのです。その結果、肥満や糖尿病、高血圧症のリスクが増大します。

大豆や恵方巻のように、しっかりと噛まなければ飲み込めないような食べ物なら、自然とそしゃく回数も増えて、満腹中枢も適度に刺激されることでしょう。血糖値の急激な上昇も抑えられます。ただし、節分における恵方巻は、丸ごと1本を黙って食べきれらなければならないというルールがあるため、急いで食べようとするとデメリットが大きくなりますので、その点はご注意ください。

メリット4:頭が良くなる?

食べ物をしっかり噛むと、そしゃく筋の血流が良くなると同時に、脳へも血が流れやすくなります。それによって脳内の神経伝達物質の分泌も促され、記憶力が向上したり認知症予防につながったりするなどの効果も期待できます。

▼オーラルフレイルを予防しましょう!

お口周りの筋肉が衰えて、噛む・飲み込む・話す・呼吸する機能が低下することを「オーラルフレイル」といいます。普段からやわらかいものばかり食べているとそしゃく筋が衰え、噛めない、飲み込みにくいといった症状に悩まされるようになります。節分で大豆や恵方巻を食べることは、そうした悪循環を抜け出すきっかけになるかもしれません。

▼まとめ

今回は、節分で顎が鍛えられることについて解説しました。節分は、しっかりと噛まなければならない大豆や恵方巻を食べるよいきっかけになります。そんな節分をきっかけに、あらためて噛むことの大切さを見直してみてはいかがでしょうか。

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