指しゃぶりは出っ歯になる!

こんにちは!こうの歯科矯正歯科クリニックです!今日のテーマは指しゃぶりは出っ歯になるについてお話していきます😊

指しゃぶり自体は、子供の行動としてはごく自然なものです。実は指しゃぶりは胎児の頃から始まっていることがわかっており、妊娠14週目には指を咥える動作を、24週目には胎児は指を吸うようになります。

こういった行動は、生まれた後におっぱいを吸うための練習として、本能的に行うものです。そのため、指しゃぶりそのものは、ごくごく自然なあかちゃんの行動であり、異常なことではありません。

★指しゃぶりが出っ歯になる理由は?
歯を通して歯槽骨に圧力をかけ続けると、少しずつ歯が傾いたり移動したりしてしまうのです。実はこの仕組みを利用して歯並びを整えるのが、ワイヤー矯正やマウスピース矯正といった歯列矯正治療です。歯槽骨の特性を利用して、歯を動かしたい方向に圧力をかけることで、意図した歯並びを実現します。

いっぽうで指しゃぶり癖は、意図しない方向に対して、歯槽骨に圧力をかけ続ける行為となります。実際に指しゃぶりをしていただければわかりやすいのですが、強い圧力が前歯にかかることがわかるかと思います。

原因1.眠気

子供は眠くなると心を安らげるために、お母さんのおっぱいを呑んでいる状態と同じような状況を求めます。そこで、お母さんのおっぱいに代わるものとして自分の親指を使います。親指は、お母さんの乳首と大きさが同じくらいで、しかも簡単に口に運べて吸いやすい形状をしています。

原因2.寂しさ

寂しくなると、遊び相手や話し相手が欲しくなります。ですが、相手が居ないと精神的に少し不安定になります。心のすき間を埋めるために指しゃぶりをして落ち着こうとするのです。一種の精神安定剤の役割といえるでしょう。
この2つが原因で共通しているのは、子どもが心を落ち着かせたい、安らぎたいと思っているときに無意識のうちに指しゃぶりが起きてしまっているということです。
ちなみに、子どもがまだお母さんの胎内にいるときから、実は指しゃぶりが始まっていることが明らかになっています。

【まとめ】

指しゃぶりは、お子様の自己表現のひとつです。乳児期は成長発育の課程、幼児期前半は遊びのひとつ、幼児期後半はご家族全員の取り組みとして考えていくといいでしょう。

歯並びへの影響は、それほどありませんので、お子様とまっすぐに向き合っていくうちに、自然に無くなっていくことが多いです。

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