歯周治療の研修会

東海市の皆さんこんにちは。東海市荒尾町 アピタの近くで今月より開業、診療を行っております、こうの歯科矯正歯科クリニックの河野です。

先日の休みは包括的歯科治療一年コースの一コマ、「歯科衛生士と歯周治療について」の勉強をしてきました。今回は歯科医師だけでなく若い歯科衛生士も多数参加しての勉強会でした。いつもより華がある空間だったと思います。

IMG_5374

 

まず歯科衛生士とはどんな職種であるのか?歯科助手さんと何が違うの?そう思われる方もいると思います。歯科衛生士は単なる歯のお掃除おねーさんではありません。歯科衛生士は歯科衛生士専門学校或いは短大歯科衛生士科で三年勉強、卒業し国家試験に合格して与えられる資格です。しっかり歯科の勉強をした資格者ですので、安心してお口の検査や歯石とりを任せて頂けます。

お口の二大疾病として、虫歯と歯周病があります。歯周病にかかっている方は、虫歯治療と並行して歯周治療も行っていく必要があります。歯周病とは歯周病菌による毒素で歯ぐきに炎症が起こり歯ぐきの骨が溶けてしまう病気です。

歯周治療の流れに入ります。歯のお掃除と俗に言われてますが、この表現だと軽い感じで捉えられてしまいます。しかし列記とした治療なのです。歯や歯肉に歯垢が付着しているような方は歯磨き指導から徹底していきます。歯垢は決して食べカスではなく、虫歯菌や歯周病菌の塊です。日常の歯磨きで歯の白い部分の歯垢すら落とせていないようでは次のステージに進むのが難しいのです。歯垢を紫色に染める薬剤がありますので、自分でどれだけ磨けていないか「見える化」して認識してもらいます。次に歯と歯ぐきの溝をポケットと言います。このポケットの中に歯垢病歯石が付いていると歯ぐきの炎症が治ることはありませんので、専用の器具で落としていきます。これも歯垢や歯石の沈着量で治療回数は変わってきます。歯周治療は人それぞれメニューが異なってきます。全ての歯の歯垢、歯石取りが終わって歯肉の炎症が引き安定したのを確認できて、次のステージであるメインテナンスに入れます。メインテナンスの期間は何ヶ月おきに来院したらよいのか?という質問はかなり多いです。これは歯周治療が終了した一番綺麗な状態をどれだけキープできるかによって期間は変わってきます。極端な話、歯磨きも上手で虫歯や歯周病のリスクも少なく極めて健康的な歯肉の状態であれば、半年以上開けても問題ないと思いますし、逆に歯磨きも油断したらすぐ甘くなり歯垢がたまりやすく、ポケットも深いような人だと二ヶ月おきでも間に合わないような方もいます。ケースバイケースになってきます。

今回の研修会に参加して、患者さんと歯科衛生士とが、歯ぐきを治すためのよい同盟関係を築くことが結果を出す最前の方法だと感じました。歯科医には言えないような話も当然、衛生士として頂いて結構なのです。楽しみながら通院しないと長く続けられませんからね。しかし歯周治療は歯医者に依存するだけでは絶対によい結果は出ません。歯周治療は患者さん各々のやる気で進行をストップできます。我々はそのお手伝いをしているのです。

 

こうの歯科矯正歯科クリニックは東海市はもちろんのこと、名古屋市南区、緑区、大府市、知多市からも通って頂けます。小児歯科や子ども矯正にも力を入れております。

チームメンバー募集中!

ページの先頭へ戻る