フッ素で強い歯になろう!

みなさんこんにちは☺️今回はフッ素の働きについて解説させていただきます。

みなさんは定期的に歯科でのクリーニングはされていますか?当院のメインテナンスではクリーニングの際、必要な患者様にはフッ素の塗布を行っています。フッ素は歯に良い、虫歯予防になると聞いたことがあるかと思いますが、そもそもフッ素とは一体何なのでしょうか?

フッ素とは、普段食べている食べ物や飲料などにも含まれている化学物質です。歯の表面に塗布することで、虫歯予防に期待できるとされています。

◎フッ素の働き

フッ素には、健康な歯を守るための3つの働きがあります。

歯の質を強くする…歯の表面は「エナメル質」という固い層で覆われていますが、食事によって生まれる酸やプラーク(歯垢)によって溶けてしまいます。フッ素をこのエナメル質に塗布することで、歯の質の密度が高くなり、酸に溶けにくい、虫歯菌に強い歯を作ります。

再石灰化の促進…食事をするとお口の中は酸性になるので、その影響でリンやカルシウムといった歯の成分が溶け出してきます。これを脱灰(だっかい)と言います。これらは唾液や歯磨き、うがいなどでお口の状態を中性に戻すことによって元に戻り「再石灰化」をするのですが、脱灰が続いてしまうと虫歯へと進行していきます。フッ素には、この再石灰化を促進し、初期虫歯を修復する効果が期待できます。

虫歯菌の活動を抑制…セルフケアが充分に出来ず、プラークが歯に付着したままになっていると、虫歯の原因となる菌が増殖し、酸を作り出すことで虫歯をどんどん増やしてしまいます。フッ素には、この虫歯の原因菌の活動を抑制する効果があるとされており、脱灰のリスクを抑えることができるとされています。

歯科医院では、ご家庭で使用できるケアグッズよりも高濃度のフッ素を用いることができるので、歯に塗布した場合3~4カ月程度成分が持続するとされています。年に数回で効果が持続するため、定期的なお口のクリーニングや検診のタイミングでフッ素塗布をするのがおすすめです。歯科医院にしばらく行っていない方、セルフケアをついついさぼりがちにしてしまっているな…という方、これを機にぜひ歯科医院でのメインテナンスを始めてみませんか?✨

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