レントゲンって何のために撮るの?

みなさんこんにちは☺️

当院では、初診の方、または再診の方も1年に1回定期検診等でお口全体のレントゲン(パノラマ)撮影を行っています。患者様の中には、『レントゲンって何のために撮るの?』とご質問を頂くことがあるので、今回詳しくお伝えさせていただきます。

歯科医院では、検診や治療の際に様々な角度からお口の中の歯の状態を診察します。しかし、目で見えにくい歯と歯の間の虫歯や、進行度などを詳しく確認することはできません。

そこで用いられるのがレントゲンです。レントゲン撮影を行うことで、歯茎の中に埋まっている部分や、歯の内部、歯間の状態を確認できるようになります。

レントゲン写真では以下のものが写ります。

歯茎・顎の骨・金属やセラミックの詰めもの、被せ物、インプラントやブリッジなどの補綴物

このようにレントゲンは上下左右、歯全体を撮影することができる為、1枚から様々な情報を得ることができます。

①乳歯、永久歯の生え変わりについて
乳歯が抜けて大人の歯が生えてくるのは大体5、6歳~と言われていますが、この時期に撮影をすることで、乳歯の下に永久歯が揃っているか確認することができます。

②歯茎の中に埋まっている歯(親知らずなど)の確認
親知らずはまっすぐ生えているものもあれば横や斜めを向いているもの、全て埋まっているものなど患者様によって様々です。歯を抜いた方が良いのか、そのままにするのかをレントゲンを用いて診断します。歯の場所が神経に近いと、難易度の高い外科的処置になるため、場合によっては大学病院に紹介をして抜歯をしていただくこともあります。

③虫歯の進行状態

治療が必要な虫歯について、小さな詰め物で治療可能か、大きく削るのか、神経を取る処置が必要かなど、目視では確認できない虫歯の大きさまで確認することができます。

④歯周病の進行状態
歯を支えている周りの骨の状態確認ができます。歯周病が進行している場合は骨が溶けて無くなっていることもあります。


⑤神経を取った歯の状態
歯の内部の確認ができます。神経を取った歯は他の歯に比べて弱りやすくなっていたり、根っこの先に膿ができたりすることがあります。


このように、歯の状態を知るためにはレントゲン撮影が不可欠なのです。

◎定期的に撮影をすることで、虫歯や歯周病における口腔内の変化や、新たな病気の発見に繋がります。

◎早期発見や早期治療により、治療期間や来院回数の削減、加えて治療による患者様の負担も少なくなります。

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