顎関節症とソフトスプリント

東海市の皆さんこんばんは。
この春四月から東海市荒尾町で歯科診療を行うべく開業準備をしています、こうの歯科矯正歯科クリニックの河野です。冷える日が続きますが、皆さんはお変わりなく過ごされてますか?

先達て、大雪の日の土日は包括的歯科治療研修一年コースの一コマである顎関節について学びに一宮市の歯科医院に行ってきました。

人間の体には数ある関節がありますが、左右対になっている関節はこの顎関節だけです。
皆さん顎関節症という病気は聞いたことありますか?この顎関節に関わる症状のものを全てひっくるめて顎関節症と総称しています。分類していきましょう。
1つ目は咬む筋肉が緊張して痛みが出ているケース。
2つ目は顎関節を取り囲む関節包と呼ばれる袋や靱帯に問題があるケース。
3つ目は関節円板と呼ばれる頭の骨と下顎の骨の間に挟まれた軟骨に問題があるケース。
4つ目は物理的に骨の形に問題があるケース。
5つ目がそれ以外のもの。関節リウマチ等もこれに該当します。

まずは顎が痛ければソフトスプリント療法(マウスピース)が有効です。まずは咬み合わせで顔面や顎に症状が出ているのか、筋肉によって痛みが出ているのか鑑別するのに、このソフトスプリントが必要です。ソフトスプリントを使用すると上の歯と下の歯が咬み合わないので、これで痛みがなくなれば、咬み合わせが原因になります。(根本的に原因を除去しようとしたら、その後咬み合わせの調整のために歯を削ったり、矯正歯科が必要)
ソフトスプリントを入れて痛みが取れなければ筋肉の問題です。筋肉が原因であれば、引き続きソフトスプリントを入れておけば、筋肉がリラックスし、痛みがひいていくでしょう。

それでも症状が取れなければ別の方法を考えていきます。

 

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今回は相互実習でソフトスプリントの調整の仕方を習いました。実際の臨床でも取り入れていきたいと思います。

 

こうの歯科矯正歯科クリニックは東海市や名古屋市南区、緑区、大府市、知多市からも治療にお越し頂けます。

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